AMPOULE アンプル

「アンプル製造の革命」と称された当社横式成型機。
半世紀を経た今も、その技は磨かれ続けています。

1本のストレートな生地管を熱加工・成型することでアンプルは製造されています。生地管を横に配置し、加熱しながら成型・切断する加工機は当社が国内で初めて開発しました。以来、長年積み重ねられた製造技術で高品質な製品を供給しつづけています。

昭和34年(1959年)、当社が開発したアンプル横式成型機は「アンプル製造の革命」と称されました。当時まだ海外にしかなかったアンプル成型機を自社開発することにこだわったのは、品質の向上と均一化、及び量産化の実現を目指すためでした。以来、当社はアンプル製造機械化のパイオニアとして、製造技術に磨きをかけ高品質なアンプルを供給しています。

独自技術を確立したアンプル製造

当社では様々な用途、ご要望にお応えできることに加え、シリコート・サルファー加工などの特殊加工にもご対応いたします。

すべての製品共通の品質向上のために

RO水による洗浄・乾燥工程

バイアルに限らず、当社製造の医薬品用ガラス容器に使用されるガラス管(生地管)は、成型前にRO水によるブラシ洗浄またはシャワー洗浄を行っています。洗浄後の生地管は、汚染防止のため電気乾燥炉でバッチ式の乾燥・冷却を行い、成型直前までカバーをかけ、清浄度を保っています。

ブラシ洗浄
シャワー洗浄
純水装置
電気乾燥炉

アンプル成型工程

伸ばし

凹みをつけてアンプルの形に
材料管を伸ばし、カットします

寸法チェッカー

寸法を全数確認します

口部成型

先端部を開封し、成型します

OPC工程

カラーマーキングと
ワンポイントカットを入れます

底部成型

半製品を溶断にて2等分し、
底部を成型します

除歪(アニール)

アニール炉に投入し、
歪みを除きます

アンプル検査工程

OPC検査

マークとワンポイントカットを
検査します

外観検査:1

汚れ・異物・マーク形状を
目視検査します

外観検査:2

口部、底部、入数を確認します

梱包

様々なケース材質に対応します

データスペック

材質 ホウケイ酸硝子
容量 1mL~20mL(白・茶)
イメージ図
標準品規格表(白) 単位:㎜
容量 A:胴径 B:全長 C:胴長 D:玉径 E:首径 F:開口径 G:溶閉径 H:胴肉厚
1mL 10.2 68.0 29.0 7.0 5.1 6.4 5.4 0.42
2mL 12.5 74.0 31.6 7.6 5.9 6.7 5.7 0.45
3mL 12.5 84.0 41.0 7.6 5.9 6.6 5.8 0.45
5mL 18.0 90.0 40.0 9.0 7.0 7.5 6.0 0.52
10mL 18.0 113.0 62.0 9.2 7.5 7.5 6.3 0.52
20mL 21.8 133.5 78.5 12.0 9.0 8.5 8.0 0.55

標準品以外のサイズ、容量の生産も可能です。お問い合わせください。

シリコート加工、サルファー加工、シリコーン加工などの特殊加工にも対応いたします